知っておきたい塗装のひび割れ補修とは?原因から適切な対策まで!

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知っておきたい塗装のひび割れ補修とは?原因から適切な対策まで!

自宅の外壁に、気になるひび割れを発見しましたか?
放置すると雨漏りや建物の劣化につながる可能性も。

でも、どんな種類があって、どう対処すればいいのか、よく分からないですよね。
心配はいりません。
今回は、外壁のひび割れについて、専門用語を使わずに分かりやすくご説明します。
原因から種類、適切な対処法まで、しっかり解説しますので、最後まで読んでみてください。

塗装ひび割れの原因

構造的な問題

建物の基礎の沈下や地震などの揺れによって、建物自体に歪みが生じることがあります。
古い建物では、建材の劣化も原因の一つです。
これらの構造的な問題は、目に見えない部分で進行している場合もあり、注意が必要です。
ひび割れは、こうした問題のサインかもしれません。

気候の影響

気温の急激な変化や、乾燥、多湿といった気候条件も、ひび割れの原因となります。
特に、夏の強い日差しによる乾燥や、冬の凍結融解は、塗装に大きな負担をかけます。
塗料の性質によっては、こうした気候の影響を受けやすく、ひび割れを起こしやすくなるのです。

ひび割れの補修と種類

ヘアークラックの対処法

ヘアークラックは、髪の毛のように細いひび割れです。
幅が0.3mm以下、深さが4mm以下の軽微なものであれば、そのまま塗装したり、専用のシーリング材で補修したりできます。
放置してもすぐに大きな問題になるわけではありませんが、ひび割れが広がる前に対処するのがおすすめです。

乾燥クラックの対処法

乾燥クラックは、モルタル壁などで、乾燥の過程で生じる小さなひび割れです。
これも、比較的軽微な場合が多く、専用の補修剤で補修できます。
ひび割れに補修剤を注入し、その後、下塗りから仕上げ塗装まで行います。

縁切れクラックの対処法

縁切れクラックは、コンクリートの継ぎ目などに発生するひび割れです。
ひび割れが大きい場合は、U字型にカットして補修材を注入する「Uカットシール工法」が必要になることもあります。
その後、外壁の表面を平らに仕上げてから塗装します。

構造クラックの対処法

構造クラックは、幅0.3mm以上、深さ5mm以上の大きなひび割れです。
これは、建物の構造自体に問題がある可能性を示唆しており、放置すると危険です。
専門業者に点検・補修を依頼しましょう。
ひび割れ部分を削り、補修材を注入し、仕上げに左官工事を行うなど、専門的な知識と技術が必要です。

まとめ

外壁のひび割れは、その原因や種類によって、適切な対処法が異なります。
軽微なヘアークラックや乾燥クラックは、比較的簡単な補修で済みますが、構造クラックは専門業者への相談が必須です。
早期発見と適切な対処で、建物の寿命を延ばし、安全に暮らすことができます。
ひび割れを発見したら、放置せずに、状態を把握し、適切な対処を検討しましょう。
定期的な点検も、ひび割れを未然に防ぐ上で非常に大切です。
小さなひび割れも見逃さず、建物の状態を常にチェックすることが、安心安全な暮らしにつながります。

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