外壁カバー工法のデメリットを理解して、失敗しないリフォームを実現しよう

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外壁カバー工法のデメリットを理解して、失敗しないリフォームを実現しよう

外壁リフォームを検討しているけど、費用や工法の選択肢が多くて、失敗したくないと感じている方も多いのではないでしょうか。
特に外壁カバー工法は、費用を抑えられる魅力的な選択肢としてよく耳にすると思います。
しかし、メリットだけでなく、知っておくべきデメリットも存在します。
この記事では、外壁カバー工法のデメリットを解説し、失敗しないための選び方のポイントをご紹介します。

外壁カバー工法のデメリット|費用面だけでなく、知っておくべきリスクとは?

外壁カバー工法は、既存の外壁をそのままにして、その上に新しい外壁材を張り付ける工法です。
一見、費用を抑えられ、工期も短く済むため、魅力的に思えるかもしれません。
しかし、メリットばかりではありません。

1: 下地の劣化が隠される

外壁カバー工法では、既存の外壁を覆ってしまうため、下地の状態を確認することができません。
そのため、下地が劣化している場合でも、その劣化が発見されずに工事が進んでしまい、将来的に大きな問題に繋がる可能性があります。
例えば、下地が腐っていたり、シロアリ被害に遭っている場合、カバー工法を施工しても、内部の腐食や被害は進行し続けます。

2: 耐震性が低下する可能性

外壁カバー工法は、既存の外壁の上にさらに重量が加わるため、耐震性が低下する可能性があります。
特に、古い住宅の場合、耐震基準が現在の基準よりも低いことが多く、カバー工法によって耐震性がさらに低下してしまう可能性があります。

3: 選べる外壁材の種類が限られる

カバー工法では、既存の外壁材に合わせて新しい外壁材を選ぶ必要があるため、選べる種類が限られてしまいます。
また、既存の外壁材と新しい外壁材の間に隙間が空いてしまう場合があり、その隙間から雨水が侵入し、内部を腐食させてしまう可能性もあります。

4: 費用が後々嵩む可能性

外壁カバー工法は、初期費用を抑えられる一方で、将来的にメンテナンス費用がかさむ可能性があります。
例えば、下地が劣化している場合、カバー工法を施工した後、下地を補修する必要が生じることがあります。
その場合は、カバー工法を施工した費用に加えて、下地補修費用も必要となります。

外壁カバー工法はどんな人に向いている?選び方のポイントも解説

外壁カバー工法は、費用を抑えたい人や、アスベスト除去費用を避けたい人など、特定の条件に合致する場合に有効な選択肢となります。
しかし、適切な判断をするためには、自邸の状態やライフスタイル、将来的な計画なども考慮する必要があります。

1: カバー工法が適しているケース

・予算を抑えたい
・工期を短くしたい
・外観をガラリと変えたい
・アスベスト除去費用を避けたい

2: カバー工法が適していないケース

・下地が劣化している
・耐震性が気になる
・将来的なメンテナンス費用を抑えたい
・外壁材の種類にこだわりたい

3: 失敗を防ぐための業者選びのポイント

・豊富な実績がある
・施工内容を丁寧に説明してくれる
・アフターフォローが充実している

まとめ

外壁カバー工法は、費用を抑えられ、工期も短く済む魅力的な選択肢ですが、内部の劣化や耐震性への影響など、メリットだけでは語れないデメリットも存在します。
カバー工法を選択する際は、メリットとデメリットを比較検討し、ライフスタイル、将来的な計画などを総合的に考慮することが重要です。
信頼できる業者に相談し、専門家のアドバイスを参考に、最適なリフォーム方法を選択しましょう。

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