外壁にコケが生える原因と影響とは?コケ取り剤の種類も解説します!

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外壁にコケが生える原因と影響とは?コケ取り剤の種類も解説します!

外壁に生えたコケ、放置すると見た目が悪くなるだけでなく、建物の耐久性にも悪影響を与えます。
コケの除去は、家の美観を保つだけでなく、建物の寿命を延ばすためにも重要なメンテナンスです。
この記事では、外壁にコケが生える原因と影響、外壁のコケ取り剤の選び方を解説します。

外壁にコケが生える原因と影響

外壁にコケが生える原因は、大きく分けて以下の2つが挙げられます。

1:日当たり不足と湿気

コケは、日当たりの悪い場所や湿気が多い場所で繁殖しやすいです。
特に、北側の壁や、雨水が溜まりやすい場所などは、コケが生えやすいと言われています。

2:外壁の素材

外壁の素材によっては、コケがつきやすいものがあります。
例えば、コンクリートやモルタルは、表面が粗いため、コケがつきやすい傾向にあります。

では、外壁にコケが生えてしまうと、一体どのような影響があるのでしょうか?

1:建物の劣化

コケは、外壁の素材に侵入し、建物の耐久性を低下させる可能性があります。
コケは水分を好み、壁に保持された水分を利用して成長し、その過程で壁材の中性化を促進します。
壁材の中性化が進行すると、壁材がもろくなり、最終的には外壁の防水機能が損なわれ、雨漏りの原因となることもあります。

2:人体への影響

コケは胞子を空気中に放出し、それが呼吸器に入ると、健康に悪影響を及ぼす可能性があります。
特に、アレルギー体質の方や呼吸器系に疾患を抱えている方は、コケの胞子によって症状が悪化するリスクが考えられます。

3:見た目の悪化

コケは、外壁に付着すると、見た目を悪くします。
せっかくの家の外観が台無しになってしまうだけでなく、家の価値を下げてしまう可能性もあります。

外壁のコケ取り剤の種類と選び方

外壁のコケ取り剤は、大きく分けて以下の3種類があります。

1:塩素系漂白剤

塩素系漂白剤は、強力な殺菌・漂白効果があり、コケやカビを効果的に除去できます。

しかし、塩素系漂白剤は、金属を腐食させたり、植物を枯らしたりする可能性があるため、使用には注意が必要です。

2:酸性洗剤

酸性洗剤は、コケやカビの細胞壁を溶解して除去する効果があります。
塩素系漂白剤に比べて、金属への腐食性も低いため、比較的安心して使用できます。

しかし、酸性洗剤は、外壁の素材によっては変色や劣化を引き起こす可能性があるため、事前に目立たない場所で試してから使用するようにしましょう。

3:アルカリ性洗剤

アルカリ性洗剤は、油汚れやタンパク質汚れを分解する効果があり、コケやカビの汚れにも効果があります。
塩素系漂白剤や酸性洗剤に比べて、人体への影響が少なく、環境にも優しいのが特徴です。
ただし、アルカリ性洗剤は、コケやカビの除去効果が弱いため、頑固なコケには効果が期待できません。

まとめ

外壁に生えたコケは、放置すると建物の劣化や人体への影響、見た目の悪化など、さまざまな悪影響をもたらします。
適切なコケ取り剤を選んで、安全かつ効果的にコケを除去することで、美しい外壁を取り戻し、建物の寿命を延ばせます。
もし、自分でコケ取り剤を使用するのが不安な場合は、専門会社に依頼することをおすすめします。

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