外壁スレートの種類と選び方|メリットと注意点も解説

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外壁スレートの種類と選び方|メリットと注意点も解説

家を新築したり、リフォームを検討している方は、外壁材選びに頭を悩ませているかもしれません。
特に、費用を抑えたいけど、デザイン性も妥協したくないという方は、スレート外壁がおすすめです。
スレート外壁は、天然素材と人工素材の2種類があり、それぞれに特徴があります。
この記事では、スレート外壁の種類や特徴、メリット・デメリットをご紹介します。

外壁スレートの種類と特徴

スレート外壁は、大きく分けて天然スレートと人工スレートの2種類があります。

*天然スレート

天然スレートは、粘板岩と呼ばれる岩石を加工して作られたものです。
自然素材ならではの風合いが魅力で、高級感のある仕上がりになります。
しかし、近年では採掘量が減少し、価格が高騰しているため、一般住宅ではあまり使われていません。

*人工スレート

人工スレートは、セメントや繊維を混ぜて人工的に作られたものです。
天然スレートに比べて安価で、耐久性も高いのが特徴です。
また、さまざまな色やデザインが揃っているため、住宅の外観に合わせて選ぶことができます。
人工スレートは、さらに以下の3種類に分けられます。

1.大波スレート

大波スレートは、屋根や外壁に使用される代表的なスレートです。
波形が大きく、強度も高いのが特徴です。
火事の際に燃え広がりにくい不燃材料として認定されているため、工場や建設現場など、火災リスクの高い場所に適しています。

2.小波スレート

小波スレートは、大波スレートよりも波形が小さく、一般住宅の外壁に使用されることが多いです。
以前は屋根材としても使用されていましたが、近年では外壁材として使用されることが多くなっています。

3.中波スレート

中波スレートは大波スレートと小波スレートの中間の波形を持つスレートです。
近年では、デザイン性の高いスレートとして人気が高まっています。

外壁スレートを使うメリットと注意点

スレート外壁は、価格が抑えられ、耐火性や遮音性に優れるなどのメリットがあります。
一方で、経年劣化によるメンテナンスやアスベスト含有の可能性など、注意すべき点も存在します。

*メリット

スレート外壁には、以下のメリットがあります。

1: 価格が安い

スレート外壁は、他の外壁材と比べて価格が安いのが特徴です。
特に人工スレートは、天然スレートに比べて価格が抑えられています。

2: 耐火性に優れている

スレート外壁は、不燃材料として認定されているため、火事の際に燃え広がりにくいのが特徴です。
防火対策としても有効です。

3: 遮音性に優れている

スレート外壁は、遮音性にも優れており、外部からの騒音を軽減することができます。
住宅街や道路に面した場所など、騒音の気になる場所に適しています。

4: メンテナンスが比較的容易

スレート外壁は、他の外壁材と比べてメンテナンスが比較的容易です。
定期的な塗装やコーティングを行うことで、美観を保つことができます。

*注意点

スレート外壁には、以下の注意点があります。

1: 経年劣化によるメンテナンスが必要

スレート外壁は、経年劣化によって色あせやひび割れが発生することがあります。
そのため、定期的なメンテナンスが必要です。

2: アスベスト含有の可能性

古いスレート外壁には、アスベストが含まれている場合があります。
アスベストは、健康被害を引き起こす可能性があるため、注意が必要です。
アスベスト含有の疑いがある場合は、専門業者に調査を依頼しましょう。

3: デザインが限られる

スレート外壁は、他の外壁材と比べてデザインが限られる傾向があります。
デザイン性にこだわりたい場合は、他の外壁材を検討する必要があるかもしれません。

まとめ

スレート外壁は、価格が安く、耐火性や遮音性に優れているなど、多くのメリットがあります。
しかし、経年劣化やアスベスト含有など、注意すべき点も存在します。
スレート外壁を採用する際には、メリットとデメリットを理解した上で、慎重に検討することが重要です。

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