外壁材は、家の顔ともいえる重要な要素です。
新築住宅を建てる際には、デザイン性や機能性、価格など、さまざまな要素を考慮して選ぶ必要があります。
しかし、外壁材の種類は多岐にわたり、それぞれのメリット・デメリットも異なるため、どれを選べば良いか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。
この記事では、外壁材の種類とその特徴、選び方のポイントをわかりやすく解説していきます。
後悔のない外壁選びを実現するためにも、ぜひ最後まで読んでみてください。
外壁材の種類と特徴
外壁材は、大きく分けて4つの種類があります。
それぞれの特徴やメリット・デメリットを理解することで、自分のニーズに合った外壁材を選ぶことができるでしょう。
1: 窯業系サイディング
窯業系サイディングは、セメントに繊維などを混ぜて板状に成型した外壁材です。
現在、新築住宅の70%以上で使われている人気の外壁材です。
デザイン・機能面で豊富なラインナップが揃っているため、様々な住宅に採用されています。
1:1: メリット
・耐久性が高く、長持ちする
・コストパフォーマンスに優れている
・デザインのバリエーションが豊富
・施工がしやすい
1:2: デメリット
・重量があるため、地震に弱い場合がある
・ひび割れや汚れが発生しやすい
・メンテナンスが必要となる場合がある
2: 金属系サイディング
金属系サイディングは、ガルバリウム鋼板やアルミなどの金属板を素材とした外壁材です。
金属特有のシャープな外観が特徴で、モダンな住宅に最適です。
2:1: メリット
・軽量で耐震性に優れている
・耐久性が高く、腐食やシロアリに強い
・メンテナンスが少なく、長持ちする
2:2: デメリット
・価格が高い
・熱伝導率が高いため、夏は暑く、冬は寒い
・傷つきやすい
3: 樹脂系サイディング
樹脂系サイディングは、塩化ビニル樹脂を素材とした外壁材です。
軽量で、耐久性が高く、メンテナンスが少なく済むことから、近年注目されています。
3:1: メリット
・軽量で施工がしやすい
・耐久性が高く、腐食やシロアリに強い
・メンテナンスが少なく、長持ちする
・デザインのバリエーションが豊富
3:2: デメリット
・価格が高い
・紫外線に弱く、経年劣化しやすい
・燃えやすい
4: 木質系サイディング
木質系サイディングは、木材を素材とした外壁材です。
自然素材ならではの温かみのある外観が特徴で、木の香りを楽しむことができます。
4:1: メリット
・自然素材で、環境に優しい
・温かみのある外観
・通気性が良く、快適な住空間を実現できる
4:2: デメリット
・価格が高い
・耐久性が低い
・メンテナンスが必要となる場合がある
・シロアリや腐食に弱い
外壁材の選び方の3つのポイント
外壁材を選ぶ際には、価格、メンテナンス性、デザイン性の3つのポイントを考慮することが重要です。
それぞれのポイントについて詳しく解説していきます。
1: 価格
外壁材の価格は、種類や素材によって大きく異なります。
一般的に、金属系サイディングや樹脂系サイディングは高価ですが、耐久性が高く、メンテナンスが少なく済むため、長い目で見ればコストパフォーマンスに優れていると言えます。
一方、窯業系サイディングは比較的安価ですが、メンテナンスが必要となる場合があります。
自分の予算に合わせて、価格と性能のバランスを考えましょう。
2: メンテナンス性
外壁材は、経年劣化によって汚れや傷みが発生し、メンテナンスが必要となります。
メンテナンスの頻度や費用は、外壁材の種類や素材によって異なります。
メンテナンスが少なく済む外壁材を選ぶことで、ランニングコストを抑えることができます。
3: デザイン性
外壁材は、家の外観を左右する重要な要素です。
自分の好みや住宅のスタイルに合わせて、デザイン性の高い外壁材を選びましょう。
近年では、様々なデザインの外壁材が販売されています。
外壁材のサンプルを取り寄せたり、実際に施工された住宅を見学したりして、イメージを膨らませましょう。
まとめ
外壁材は、家の顔ともいえる重要な要素です。
この記事では、外壁材の種類とその特徴、選び方のポイントについて解説しました。
外壁材を選ぶ際には、価格、メンテナンス性、デザイン性の3つのポイントを考慮し、自分のニーズに合った外壁材を選びましょう。
後悔のない外壁選びを実現するためにも、この記事を参考にして、じっくりと検討してみてください。