外壁塗装の剥がれの補修方法!原因と手順、再発防止策を解説

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外壁塗装の剥がれの補修方法!原因と手順、再発防止策を解説

家の壁や家具の塗装が剥がれてきて、困っていませんか?
小さな剥がれでも放置すると、見た目が悪くなるだけでなく、建物の劣化にも繋がることがあります。
今回は、原因の特定から具体的な手順、そして再発防止策まで、分かりやすく解説します。

塗装の剥がれの原因は何?

経年劣化による剥がれ

長年、紫外線や風雨にさらされることで、塗料は徐々に劣化し剥がれやすくなります。
特に、屋外にある建物や家具はこの影響を受けやすいといえます。
塗膜の劣化は、ひび割れや粉化といった形で現れ、最終的には剥がれに繋がります。
これは時間経過による自然現象であり、避けられない側面も持ち合わせています。
そのため、定期的な塗装のメンテナンスが、この経年劣化による剥がれを抑制する有効な手段となります。

加えて、屋根や外壁など、特に露出の激しい箇所は定期的な点検も重要です。

湿気による剥がれ

塗料が湿気を吸うことで、膨張と収縮を繰り返すうちに、塗膜の密着性が低下し剥がれが発生します。
特に、換気が不十分な場所や、雨漏りしている箇所は、湿気の蓄積による剥がれが起こりやすくなります。
木材を使用している箇所は、特に湿気に注意が必要です。

湿気対策としては、換気扇の設置や、定期的な換気、そして雨漏り箇所の修理が不可欠です。
また、除湿機などを活用して、室内環境を適切に保つことも有効な手段と言えるでしょう。
結露が発生しやすい窓際なども注意が必要です。

下地処理の不備による剥がれ

塗装前に下地処理が不十分だと、塗料がしっかりと密着せず剥がれやすくなります。
下地処理には、汚れや古い塗料の除去、プライマーの塗布などが含まれます。
これらの工程を省略したり、不適切に行うと、塗料との接着力が弱くなり剥がれの原因となります。

丁寧な下地処理は、塗装の耐久性を高める上で非常に重要です。
例えば、古い塗料が残っていると、新しい塗料がうまく密着せず、剥がれやすくなってしまうのです。
また、下地の状態に適したプライマーを選ぶことも大切です。

衝撃による剥がれ

何かがぶつかったり、強い力が加わったりすることで、塗料が剥がれることがあります。
特に、家具や壁などは、日常的に衝撃を受ける可能性が高いため、注意が必要です。
衝撃による剥がれを防ぐためには、家具の配置に気を付けたり、保護シートなどを活用するなど、物理的な対策が有効です。

また、小さなお子様がいるご家庭では、クッション性のある素材で壁を保護するのも良いでしょう。
さらに、家具の角に保護材を取り付けることで、衝撃を和らげることができます。

塗装剥がれの補修手順は?

下地処理の方法

まず、剥がれた塗料をヘラやスクレーパーで丁寧に除去します。
その後、サンドペーパーで表面を研磨し平滑にします。
汚れがある場合は、適切な洗剤で洗浄し、完全に乾燥させましょう。
最後に、プライマーを塗布し、塗料との密着性を高めます。
下地処理は、塗装の仕上がりを左右する重要な工程です。

塗装の手順

プライマーが完全に乾燥したら、刷毛やローラーを使って塗料を塗布します。
薄く数回に分けて塗ることで、ムラなく綺麗に仕上がります。
塗布する際は、ストロークを均一に保ち、垂れないように注意しましょう。
一度に厚く塗ると、ムラや垂れの原因となるため、注意が必要です。

乾燥時間と注意点

塗料の種類によって乾燥時間は異なりますので、製品の説明書をよく確認しましょう。
乾燥中は、直射日光や湿気を避け、風通しの良い場所で乾燥させることが重要です。
また、乾燥していないうちに重ね塗りしないように注意が必要です。
乾燥時間を守らないと、塗膜が剥がれたり、ひび割れの原因となる可能性があります。

まとめ

この記事で紹介した手順を参考に、自宅の塗装剥がれを補修し、綺麗に保ちましょう。
再発防止のために、定期的なメンテナンスも忘れずに行いましょう。
専門業者に依頼することも検討しましょう。

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