外壁の吹き付け塗装とは?種類・メリット・デメリットを徹底解説

  • 塗装お役立ちコラム
外壁の吹き付け塗装とは?種類・メリット・デメリットを徹底解説

外壁の老朽化や汚れが目立ってきた、そろそろ塗装を考えなきゃ、と思っている方も多いのではないでしょうか。

家の顔とも言える外壁。

その塗装方法には様々な種類があり、それぞれに特徴やメリット・デメリットが存在します。

特に、吹き付け塗装は独特の風合いとデザイン性を持ちますが、その選び方やメンテナンス方法に迷う方もいるかもしれません。

今回は、外壁吹き付け塗装の種類から、選び方、メンテナンス方法までを分かりやすくご紹介します。

外壁吹き付け塗装の種類

リシン吹き付け塗装の特徴

リシン吹き付け塗装は、塗料に小さな石粒(骨材)を混ぜて吹き付ける方法です。

砂壁のようなザラザラとした独特の風合いが特徴で、40~50年前には広く普及していました。

アクリル系塗料が主流でしたが、近年は耐久性の高い弾性リシンも登場しています。

耐久性は塗料の種類や施工状況によって異なりますが、アクリル系は4~6年、弾性リシンは8~10年程度が目安です。

経年劣化によるひび割れには注意が必要です。

スタッコ吹き付け塗装の特徴

スタッコ仕上げは、リシンよりも厚塗りで、セメントを混ぜた塗料を吹き付ける方法です。

リシンよりも凹凸が大きく、重厚感のある仕上がりになります。

押さえ仕上げなど、様々なデザインが可能です。

耐久性はリシンと同様に塗料の種類によって異なり、アクリル系は4~6年、セラミック系は8~10年程度が目安です。

その他吹き付け塗装の種類

吹き付け塗装には、リシンやスタッコ以外にも様々な種類があります。

例えば、吹き付けタイル仕上げは、粘度の高い主剤を吹き付けた後に上塗り剤を塗り重ね、凸凹の模様をつける方法です。

表面がツルツルとしたツヤのある仕上がりになり、耐久性も高く、20年程度持つ場合もあります。

劣化しても上塗りすることで性能を回復できるのがメリットです。

また、一般的な「打ちっぱなし」仕上げは、立体感が少なく無機質な雰囲気ですが、シンプルさを活かしたデザインとして人気があります。

外壁塗装の選び方と注意点

吹き付け塗装とローラー塗装の比較

吹き付け塗装は、ローラー塗装に比べて短時間で広い面積を塗装できるため、工期短縮とコスト削減に繋がります。

また、独特の凹凸のある仕上がりを実現できるのも大きなメリットです。

一方で、塗料の飛散や騒音の問題、職人の技術力に依存する部分があるというデメリットも存在します。

ローラー塗装は、吹き付け塗装に比べて仕上がりが均一になりやすく、騒音も少ないのが特徴です。

ただし、吹き付け塗装のような独特の風合いを出すことは難しいです。

それぞれのメリット・デメリットを比較検討し、ご自身の家の状況や好みに合った方法を選択することが重要です。

外壁塗装の耐久性とメンテナンス

外壁塗装の耐久性は、使用する塗料の種類や施工状況、そしてメンテナンスの頻度によって大きく異なります。

吹き付け塗装は、凹凸が多い分、汚れが溜まりやすく、劣化も進みやすい傾向があります。

そのため、定期的な洗浄やメンテナンスが不可欠です。

ホコリや雨だれ、カビ・コケなどは、こまめな清掃で防ぐことができます。

高圧洗浄機を使用する際は、塗装を傷めないよう注意が必要です。

費用と塗装業者の選び方

外壁塗装の費用は、家の大きさや使用する塗料、施工方法によって大きく変動します。

吹き付け塗装は、ローラー塗装に比べて工期が短いため、人件費を抑えられる傾向がありますが、塗料のロス分も考慮する必要があります。

依頼前にしっかりと見積もりを取り、費用だけでなく、施工実績や保証内容、アフターサービスなども検討することが大切です。

信頼できる業者を選ぶことで、安心・安全な施工を期待できます。

まとめ

外壁吹き付け塗装は、リシンやスタッコなど、様々な種類があり、それぞれに特徴的な風合いと耐久性を持っています。

ローラー塗装との比較検討を行い、ご自身の家の状況や好みに合わせて適切な方法を選択することが重要です。

また、定期的なメンテナンスを行うことで、外壁の寿命を長く保つことができます。

費用や業者選びについても、十分な調査と検討を行い、信頼できる業者に依頼することが大切です。

専門業者に相談することで、最適な塗装方法やメンテナンス計画を立てることができます。

塗装お役立ちコラムの最新記事